言わずと知れた人気パティスリー 『 Toshi Yoroizuka 』 。
六本木ミッドタウン店にはイートインスペースがあります。
しかも、全てのデザートメニューはカウンター越しで作られるアシェットデセール(皿盛りのデザート)。目の前で仕上げられる臨場感まで楽します。
『 Toshi Yoroizuka 』ではアシェットデセール前にアバンデセールがあります。私が訪ねた日は、とうもろこしの冷製スープ。より美味しくメインをいただくための味覚の準備運動ですね。
こちらの夏の名物となっているのがスイカのデザート、「ミルフィーユ・ド・パステーク」。スイカは水分が多く、焼き菓子やクリームと併せるには難しいフルーツ。でも、「ミルフィーユ・ド・パステーク」は、そのスイカを大胆に使用した絶品のアシェットデセールなのです!
スイカの厚みがわかりますか。
この厚みだからこそ、スイカ特有のシャリッ、シュクッ、とした食感を感じ取れ、スイカのおいしさがそぎ落とされることなくダイレクトに伝わってくるのです。
パイはしっかり焼き込まれバターの香りと甘みがします。
口の中で果汁がパイにシュルシュルと染み渡り甘い香りが広がります。
はさまれたカスタードクリームは泡立てられたようにぷわぷわで、そのモッタリとした甘さがパイとスイカをつなぎます。
敷かれたピンクのソースもスイカ。こちらも泡状です。
TOPにのるのは雪塩のアイスクリーム。沖縄の雪塩を使用されているそう。
スイカに塩をふって甘みを引き出す感覚ですかね。
こちらの「ミルフィーユ ド パステーク」と併せて夏のメニューとして名高いのは「クレール ペーシュ」、桃のアシェットデセールです。桃のスープに浮かぶのは桃のコンポートとムース。ふくよかな桃の味わいをミントが引き締めます。
どちらも、夏が終わる前に食べておきたいメニューです。